車の鍵

つい一昔前までは、車の鍵は家の鍵のような形状が当たり前で、使用方法についても同じように鍵穴にキーを差し込み、ドアを開けるというものでした。また、エンジンの始動についてもドアの開錠方法と同じです。
しかし、2000年代になると車の鍵は形状やそれにともなって使用方法も同時に変化していきます。

最初の大きな変化の一つとして、鍵にボタンが配置されたことが挙げられます。
鍵のボタンを押すことで離れた所から鍵穴にキーを差し込むことなくドアを開けることができるようになりました。この当時ではエンジンの始動に関しては、これまで通り鍵穴に
キーを差し込んで回す、という従来の方法です。

しかし、車の鍵はさらに進化していくことになります。
現在ではほとんどの車に採用されていますが、車の鍵はこれまでの一般的な鍵の形状ではなくなり、リモコンタイプのものへとシフトしていきます。名称はメーカーによって様々ですが、キーレスエントリーなどと呼称されることが多いようです。エンジン始動の際は車体に配置されたスタートボタンを押す方式が一般的です。

そしてさらに進化したものが、現在最も普及しているスマートエントリーキーでしょう。
これまではボタンを押すことでドアを開錠していましたが、キーを持ってさえいれば、車に近づくだけで鍵を開けることが可能になりました。

このように車の鍵も車体性能の進化とともに利便性を求めて発展しています。
今後は鍵を持ち歩く必要がなくなるかもしれませんね。